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1951年にデザインされ、1953年から”Kilta"として親しまれたテーブルウェアのシリーズは「オーブンからテーブルへ」というキャッチフレーズとともに1975年まで生産されました。しかし、この角皿、特に大きなサイズはなかなか見つからないのが不思議なのです。
理由を想像するに、二つあります。まずはこのサイズのしかも角皿となると、焼成時の高温における陶土の変形や縮小率が問題で「歩留まり」が悪かったのではないか、ということです。そしてもう一つはラタンです。東南アジアから輸入したラタンをフィンランドで加工する手間と、その繊細な素材による消耗の問題です。そんなわけで、ラタン付きのアイテムは多くは作られなかったのかもしれませんね。
しかし、3度も日本を訪れ、生活の中から生まれたデザインに共感したカイ・フランクのこと、そんな困難を承知の上でヨーロッパとアジアを繋ぐ作品を生み出そうとしたのかもしれません。
そのようなわけで今回入荷した3つのLサイズには、各々の大きさに加えて、ラタンの形状にも違いがあるところも魅力です。
丸くラウンドした持ち手がチャームポイント!ややクリームがかった白い皿との相性が最高です。皿を取り外しラタンだけを置いてもオブジェのように完成度の高いかたちに見惚れます。
ラタンの一部に切れが見られますが、他にダメージなどはありません。当面使用には差し支えないものと判断します。
ただし、持ち上げる際には皿本体と共に持ち上げることをお勧めします。
皿のコンディションは、経年相応の若干の使用感はありますが、トータルに状態良好。
Size
385x230xH55mm/皿のみ310x215xH35mm
KAJ Franck kilta arabia