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1950年代、カイ・フランクがNuutajarviに移籍して間もなく手がけたのが"Pressed glass "のシリーズです。職人が息を吹き込みひとつづつ形成するのではなく、"mold(型)"の間にガラスを流し込み、同じ形のものを量産することで安価で個体差のない製品を作ることが「生活デザイン」を目指したカイ・フランクの狙いでした。しかし、その実現には製作機械の改良などさまざまな困難と時間がかかりました。
こちらは1956年に発売を開始されたのがこの円錐形のフォルムとシックなカラーヴァリエーションを備えたタンブラー・シリーズで、シュナップスや日本酒などを嗜むのにぴったりの小ぶりなサイズです。少し肉厚で実用的なこのシリーズは当時も人気があったようで、その後1975年まで製作されました。
使用感も少ないヴィンテージです。
Size
φ62×H57mm
From
Finland
Kaj Franck Nuutajarvi Pressed glass Nuutajärvi