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フィンランドは森の国です。そのため、パルプや製紙産業としての木材加工は19世紀から盛んでしたが、20世紀には技術革新が起こりプライウッド(積層合板)による建材や家具が登場します。それは、北欧デザインの発展にも寄与することとなります。無垢材のような反りも起こりにくく安価な素材としてマルセル・ブロイヤーやチャールズ・イームズらによってモダニズムデザインの幕開けを象徴する素材になりました。
そんな中で、プライウッドを作品として表現したのがタピオ・ヴィルカラでした。単板を繊維方向を互い違いに表板、中板、裏板の順に重ねて、単板それぞれの板に接着剤を塗布し美しい板の層を作り、その大きな塊を自由に旋盤することで彫刻作品へと昇華したのです。
ご紹介するのは<UPM>という1800年代後期に起業したフィンランドの老舗メーカーが1980年代による希少なボウル作品です。この大きさのボウルならではの積層の美しい変化が存分に味わえる作品となっています。
とても良いコンディションです。
フィンランド 北欧 スカンジナビア 木工