クローバーが整列したデザインのテーブルクロスです。
その名もそのものずばり、フィンランド語でクローバーを意味する"Apila"。
デザイナーはタンペラ社で活躍したBeata Liljeroos-Söderholm。こちらは1932年から1968年の間製造された社のロングセラーのアイテムです。

フィンランドのテキスタイルメーカーといえば、現存するメーカーの「マリメッコ」や「フィンレイソン」などのカラフルなイメージがあります。こちらのメーカーも50年代頃から徐々に色彩豊かでグラフィカルなデザインが人気を博しますが、それ以前に発表されたシリーズは控えめな印象のアイテムが多かったようです。
赤や緑といった幾つかのカラーバリエーションが作られましたが、こちらは白とグレーの糸をダマスク織で織り上げており、ネガポジのように裏表で絵柄の色が逆になっています。可愛らしいモチーフながら、色彩と相まってシックな印象です。
表面に若干の使用感があり、生地はその分くたっと柔らかくなっています。とはいえ、汚れやひどいほつれ、生地が薄くなったなどのダメージは見られない、状態の良いビンテージコンディションです。

イメージ画像では天板サイズ W約1400mmxD780mm のテーブルにカバーしています。