数枚のシェードを組み合わせて、光源が調節目に入らないように配置した革命的なランプが生まれたのは1925年、デンマーク人ポール・ヘニングセンによってでした。その後、数々のモデルを経て、PH5やPH4/3などがベストセラーとなり、いつしか＜PHランプ＞の名前で世界中で愛されることになります。
こちらは、1966年にルイス・ポールセン社から発表され、その後廃盤となった幻の作品。1925年にパリの展覧会でデビューした歴史的な三枚シェードのフォルムを忠実に踏襲し、ガラスのシェードをメタルに変えることで現代的にアップデートしたものです。
直径40cmというスタンダードなサイズ感が、さまざまなシーンに静かにマッチする逸品なのですが、なぜか再発されていません。
柔らかな光沢を持つシェード外側とマットな内側の対比、下部にあるパンチングを施した遮光板などに、ヘニングセンの細やかな配慮が感じられます。
トータルに経年相応なヴィンテージです。
引掛けシーリング仕様
口金サイズ/E26

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