Roland Rainer / Chair

Price150,000/税込165,000

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1910年生まれのオーストリア人であるローランド・ライナーは建築家になることを目指してウィーン工科大学に在籍、その後、オーストリアを離れ、オランダとベルリンで新しい公共的な都市デザインを学んでいます。時はアールデコからセセッションを経てモダニズムが受け入れられ始めた時代でした。それまでの装飾的で、ブルジョア的な建築やデザインから、より機能的でシンプルな形態のライフスタイルを模索し、オーストリア国立図書館を含む、オーストリアで数多くの建築プロジェクトを手がけ、大規模な公営住宅プロジェクトでも知られることになります。しかし、その底辺には当時の最新の建築様式を”折衷したスタイル”が感じられて興味深いのです。なかでも、自身のために手がけたサマーハウスはアルヴァ・アアルトにも通じる素晴らしい個人的なアトモスフィアを放っています。

また、デザイナーとしては、オーストリアのトーネット社で働き、1950年代にはこの”860 モジュラーチェア”を生み出しています。
ここでは、スタッキング可能で、できる限りの軽量化を試みた構造が見てとれ、シートの枠組み上部には、椅子を引きやすいようにと凹みを仕込むなど、建築にもつながる合理的な試みが感じられ、座り心地もとても良いものです。
一見すると鉄のように見える黒塗装の脚は木製で、リペイントされている可能性があります。画像でご覧いただけるとおり、薄い木板を枠組みに添わせ成形した極薄の座面前方の右には、経年相応の傷跡が見られますが(写真6)、良いヴィンテージ・コンディションだと判断します。

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Size
W450xD490xH695/SH370mm

From
Austria

Emil & Alfred Pollak ウィーナー・スタッダレン Die Wiener Stadthalle