スウェーデンの陶芸家・ガラスデザイナー・彫刻家として知られるジョン・オルワール・レイク(1921-2007)が、ガラスメーカー"EKENAS"のためにデザインした花瓶です。

しっとりとしたラベンダーカラーが美しい、ほんのりと透ける半透明のオパリンガラスで作られた一輪挿し。その細い首から広がる肩のラインは、どこかリュエランを彷彿とさせます。

内部に使用感があり、特に水垢なのか、模様のようにうっすらと浮かんで見えます。どの画像でもご覧いただけると思いますが、特に4、5、6枚目がよりお分かりいただけるのではないでしょうか。
また、底には、短い植物を生ける際の底上げのためと思われる丸石(?)が、水に含まれる石灰により固形化してしまっているようです。
不思議です。
コンディションはとても良いもの。
メーカーの"EKENAS SWEDEN"と版押しされたシールが残っています。



エケナス John Orwar Lake ジョン・オーワー・ライク