John Orwar Lake / Ekenas / Bowl

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上半分はクリアなガラス地に水色の気泡が流れ、下半分は色鉛筆や水彩画のタッチを思わせる絵画的なニュアンスが広がります。
澄んだ川底に水草が漂っている情景を閉じ込めたようなアート作品です。

こちらはジョン・オルワール・レイク(1921-2007)がスウェーデンのガラスメーカー「EKENAS」のためにデザインしました。おそらく60年代の作品と思われます。

フィンランドに生まれた彼は、20代後半にスウェーデンに移住して陶芸のワークショップを立ち上げますが、1953年に「EKENAS」のデザイナーとして迎えられ、76年に閉鎖するまで在籍し数々の作品を手掛けました。
1955年にはスウェーデンのヘルシンボリで開催された10カ国が参加した建築、工業デザイン、家庭用家具の国際専門展示会、通称「H55」には陶芸とガラスの両方を出品しています。

余談ですが、「H55」は参加していたデザイナーがハンス・J・ウェグナー、ジャン・プルーヴェ、アルヴァ・アアルト、エリッサ・アアルト、ピカソ、スティグ・リンドベリ、エリック・ホグラン...と、枚挙にいとまのないほどのエポック・メイキングな人物が名を連ねていたようです。そういえば、牛乳でお馴染みのテトラ型紙パックもこの「H55」で発表されたアイデアでした。アートやデザインが工芸・工業の分野に広がった、モダンデザインにおける重要なエキシビションだったのです。

当店がご紹介してきたスウェーデンのガラスデザイナーといえばエリック・ホグラン(1932-1998)ですが、彼はアイアンのアーティストでもありました。そしてJ.O.レイクは上述したように陶芸家・彫刻家としても活躍しており、ガラス以外のキャリアを持つ共通点があります。そんな彼らの"違い"が混じり合い生まれた作品の手触りに、新しさや魅力を感じるのかもしれません。

とても良いコンディションです。
底面カットサインあり。

Size
φ100×H60mm

From
Sweden

エケナス John Orwar Lake ジョン・オーワー・ライク