1925年、Louis Kalff (ルイ・カーフ)はオランダの家電メーカー、フィリップスの宣伝部門のデザイナーとしてキャリアをスタート、その才能を認められ社のCIデザインを考案、また建築家としても活動し、ル・コルビュジエなどとも仕事をしました。そして第二次大戦後には同社の照明部門チーフデザイナーとなり、数々のモダンで革新的な作品を発表しています。

御紹介する”NB100”というモデルのテーブルランプは1957 年に発表されました。つまり60年以上前のものになるのですが、ワイヤーフレームの丸いフォルムと、シェードのシャープなラインを組み合わせたフォルムは、ミッドセンチュリーなモダンさよりも、スペースエイジを先取りしたかのようなデザイン。まるでこのランプが一般に紹介されたときに始まろうとしていた宇宙時代の楽観主義を反映しているかのようです。
シェード表面のブツブツは、経年によるものではなく、オリジナルの表現です。正面から見ると、シェードにたわみが見られますが、ヴィンテージの範囲内だと判断し、プライスに反映しています。全体に小傷が散見されますが、構造的には問題ありません。
ご使用の際は40W 口金サイズE26の電球をご利用ください。

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