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メキシコはプエブラの南東テワカン渓谷の近くにあるロス・レジェス・メツォントラで、古代から続く技法で作られた陶器たち。
この土地はもともと上質な粘土質の土が採れ、今でもアイボリーの地に青や緑、黄色などで絵付けされる華やかなイスラム様式の「タラベラ焼き」で知られる焼き物の街でもあります。
でもこのこっくりとした、まるでチョコレートのような焼き物はそれらとは全く違う絵付けがないもの。そしてこの焼き物の特徴でもあるこの艶やかな光沢感。これは焼く前の石英などで磨く「バニシング」という技法で作られます。さらに一層の艶やかさと鮮やかさを加える仕上げの蜜蝋まで、全て土地で採集されたもので出来上がっているのです。
こちらの壺のような形のマグカップは、Jarrito(ハリート)、スペイン語で「小さな水差し」と呼ばれています。
厚みのあるこの焼き物は保冷・保温効果に優れ、古くは水を飲むためのものでした。今ではトウモロコシから作る「アトーレ」やコーヒーにシナモンや黒糖を入れた「カフェ・デ・オジャ」、南米といえば!のチョコレートドリンク...などなど、その土地ならではのローカルなドリンクメニューがこのカップで提供されているようです。チョコレートみたいなカップで飲むチョコレートドリンク。ぜひ一度試してみたいものです。
コンディション良好。
*焼成温度が低いため柔らかい陶器で、また自然素材で仕上げているため、使用により光沢感が損なわれやすい特性があります。電子レンジでのご使用はお控えください。