スイスのデザイナー、ハンス・コレイが1938年にデザインした屋外用椅子"Landi(ランディ)"チェアは、アルミニウムの質感と軽量化のために施されたパンチングプレスが、プルーヴェのプロダクトや建材にも通じる実用主義的な魅力でノックアウトしてくれる逸品。
1939年にチューリッヒで開催された"Landesausstellung"exhibitionの為にデザインされた先鋭的なデザインは、今でもその新鮮さを失っていません。

ずいぶん以前、個人所有するほどに好きなこの椅子を、パリに行くと訪れる老舗ショップ「アナトミカ」の軒先で見かけたのですが、自分が持っているものよりもホールの数が多いような気がしました。ムッシュ・ピエールに尋ねると、自分のは2ndヴァージョンだったことが発覚。でも1stを見つけるのは至難の業と諦めました。
今回紹介するものは、ヴィトラ社製のプロダクト。嬉しいことに、ホール数も91個と密な1stヴァージョンを忠実に再現しています。
展示品のため箱は付随していませんが、新品同様のコンディションです。

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