Joachim S'Paliuは20世紀半ばに活躍したジュエリーデザイナー。スペインのコルドバ生まれの彼のデザインは、当時とても大胆かつ斬新だったようで、現代に繋がる"モダニズム・ジュエリー"の世界に貢献した、と評価をされています。
おもに扱う素材はシルバー(Sterling 925)と天然石。彼の生み出す無駄のないシャープなフォルムラインに沿った、混じり気のない天然石が選び嵌め込まれていることが多く、一体どこからそのような良質でフィットする石を見つけてきたのだろうか？と興味をそそります。観察すればするほど、デザイナーのこだわりを感じるヴィンテージ・ジュエリーです。

今回紹介するバングルも、深みのある緑色が美しい天然石が大きなポイントになったもの。1960年代頃の作品。
混じり気の少ない良質な天然石chrysopraseが端正にカットされて、アクセサリーの清潭なフォルムにフィットしています。
シルバー素材のテンションを少しだけ利用した開閉構造で、手首に着脱できます。
開口部が5センチあるのでスムーズな着脱が可能。

多少の小キズは経年相応。シルバーの風合いが落ち着いた深みのあるものになっています。トータルには状態良好。