カール・アルネ・ブレガー（1923-2009）は戦後スウェーデンを代表する工業デザイナー。 1953年、彼はグスタフスベリ社のアート・ディレクター、スティグ・リンドベリによって当時最先端だったプラスチック製品部門にスカウトされ、さまざまなものをプラスチックで製品化しました。
こちら1957年に製品化された背が高く美しいフォルムを持つ水差しは、実用品でありながら戦後のオプティミズム感を自由に表現した作品としてコレクターズ・アイテムとなりました(違うヴァージョンのジュースピッチャーはMOMAにも展示されています)。
中でも、こちらのシックなグレイッシュなカラーは、とても珍しいものです。
コンディションも良く、底面にはグスタフスベリのステッカー・ラベルが残っています。