フィンランドのプロダクトデザイナー ティモ・サルパネヴァが1953年にデザインしたオブジェ「Sydan (Sydän) = ハート」。

クリスタルガラスを高温で成型する過程で、中央部分に水滴(=蒸気)を吹き込み空洞を作ってしまうユニークな技術。
その技術を利用し、ハート(心臓)を模した肉厚なクリスタルオブジェが誕生しました。
子供のこぶし位の大きさでしょうか。磨き上げられたガラス表面の輝きとコントラストは、小さいながらも圧倒的で、どこに置いても、人の目を惹きつけます。
また、計算と偶然が織りなすフォルムが唯一無二でもあります。

底面にスレ跡、経年による小さな傷は見られますが、トータルにはとても良いコンディションです。
カットサイン"TIMO SARPANEVA -IITTALA 56-" と記されており、1956年に製作された作品とわかります。