フィンランドのプロダクトデザイナー ティモ・サルパネヴァが、ミラノ・トリエンナーレで1954年にグランプリを受賞した代表作品「オーキッド」と時を同じく、1953年にデザインしたオブジェ「Sydan (Sydän) = ハート」を紹介します。

クリスタルガラスを高温で成型する過程で、中央部分に水滴(=蒸気)を吹き込み空洞を作ってしまうユニークな技術。
その技術を利用し、ハート(心臓)を模した肉厚なクリスタルオブジェが誕生しました。磨き上げられたガラス表面の圧倒的な輝きとコントラストは、どこに置いても、目を惹きつけます。
計算と偶然が織りなすフォルムには、オーガニックな魅力もあります。

ガラスの表面にところどころに小キズが見られますが作品自体のインパクトに溶け込んでいます。最後から2枚目の画像で程度をご覧ください。
カットサインはありません。



ティモ サルパネヴァ Sydan Heart Sydän crystal Art 1957 Model 3557