フィンランドの照明デザイナー、リサ・ヨハンソン・パッペ。
1937年にフィンランドの百貨店「ストックマン」設計部門に入社し、1942年から照明部門「ストックマン・オルノ」社で照明のデザインを手がけるようになった彼女は、1950年代の"北欧デザイン"界で活躍します。光を設計することに長けていた彼女の作りだす照明器具は、プロポーションはもちろんのこと、ランプを灯したときの美しさが素晴らしく、他にない魅力を放ちます。

コンディションも非常に良好な、THORN ORNO(オルノ)社製のヴィンテージランベルのようなフォルムに穿かれた微細な穴から漏れる光には強弱があり、星のようにとてもロマンティック。すらりとしたラインがどこか控えめな印象さえ抱かせます。
経年の割に使用感も少なく、シェード裏の白い面は刷毛で塗られた痕跡があり、ヴィンテージならではの仕様を感じさせてくれます。当時のステッカーも残っています。
引掛シーリングタイプ、電球は口金サイズ26Eです。