Price80,000円/税込88,000円
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スティグ・リンドベリは、日本で20年ほど前に巻き起こった「北欧ブーム」の渦中のデザイナー。でもそれは、彼が発見したリサ・ラーソンの動物シリーズにも通じる”可愛くキャッチー”な側面だった。それはそれで素晴らしい仕事だったのだけど、彼のアーティストとしての側面も忘れることはできません。
スウェーデンにおける大手陶器メーカー<グスタフスベリ>のディレクターだったリンドベリは1953年、会社内に工房を設立し、作家性を持つ自由で手作りに限る作品を生み出すことになります。
この小さな花瓶はそこから生まれたもの。盟友でありライバルでもあったバーント・フリーベリからの影響も感じるけど、コロンとしたフォルムやネック部分のリング状のポップな意匠には、洒落っ気と人懐っこさを感じてしまうのです。
プロダクトとアートピースという、いわば相反する表現の両立に挑戦した異色のプレイング・マネージャーは、1982年に66歳でこの世を去っています。
製作はおそらく1960年代でしょうか。
とても良いコンディションのヴィンテージ品。
水差し