Wilhelm Wagenfeld / Täglich in der Hand

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ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト(1900-1990)の晩年、1987年1月18日−4月15日ブレーメン州立博物館(フォッケ博物館)で催された回顧展を機に出版された図録です。英訳すると”Wilhelm Wagenfeld: Every day in the hand. Industrial forms from 60 years.”。ドイツのWorpsweder Verlagから出版されました。

1900年に生まれ、ヴァイマルに移るまでの間、銀製品の工場や美術学校で学んだゆかりの地ブレーメンにおいて回顧展が開催されたのは、もちろん偶然ではなかったようです。1985年ワーゲンフェルトの85歳の誕生日にブレーメン州議員との会話の中でこの企画が持ち上がり、ブレーメン以降はフランクフルト(87年)、ベルリン(88年)、シュトゥットガルト(88年)を巡回する大回顧展となりました。

そのためか、彼が初期バウハウス(ヴァイマル)に在籍していた1923年から発表したプロダクト、初期の版画などの貴重なモノクロのビジュアルに加え、彼自身の寄稿やワーゲンフェルトに関する記事及び未発表の内容などが、ドイツらしい真面目なデザインでまとめられた、非常にクオリティの高い一冊となっています。
巻末にはプロダクトのリストが40ページに渡りイラストで網羅されており、資料としても貴重、コンディションも良好です。

1994年/第3版、ソフトカヴァー。テキスト/ドイツ語、モノクロ写真
ウィルヘルム・ワーゲンフェルド
◆I (28×21cm 300p Soft-Cover)