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カルロ・スカルパのスタイルは「eclecticism(エクレクティック=折衷的)」です。建築、もしくはデザインであっても、スカルパの”選択”の持ち方は「折衷的」だったことを今更ながら思わざるを得ません。といっても、安易な引用によるミックス手法ではありません。異なる空間と歴史から個人的に選び取ったポテンシャルを、独自に再構築したことが限りなく魅力的なのです。
この本は、美しく、かつ豊富な写真によってスカルパ建築のエッセンスを捉えることができる内容となっています。それはスカルパの建築に、コルビュジエやフランク・ロイド・ライトからの影響を感じることより、謎のように重なり合った小さな部分への彼自身の視線を感じ取る面白さなのかもしれません。
2007年Rizzoli出版、370p、シールド状態の新品。