アルヴァ・アアルトが提案したダイニングチェアの代表作のひとつ "No.69"。1935年にデザインされました。白樺の無垢材にスリットを入れ、時間をかけながら曲げることで作られた脚＝「Lレッグシリーズ」は建築家としてだけではなく、プロダクト・デザイナーとしてのアアルトの名を決定的にした椅子です。

レトロな赤のヴァイナルレザーよる座面の表情にヴィンテージならではの雰囲気を感じます。こちらのマイナスビスを使った1960~70年代のアアルトのアイテムは希少価値が高まっています。

経年による擦れや傷があり、ヴァイナルレザー前方2箇所に小さな傷が見られますが（写真10）、トータルには良いコンディションです。

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