”ラピスラズリ”は瑠璃色とも呼ばれる「準宝石」で、紀元前からエジプトやオリエントで神秘的なパワーを持つとして珍重された鉱物。その後、その深いブルー色を再現しようとガラスによって作られました。各地の民族博物館には最古のガラス玉としてこの神秘的な色を見ることができます。ブルーは空の色ですが、平和の象徴として国際連合のフラッグの色でもあります。時空を超えて、人類が希求してきた祈りの色なのです。

こちらはカイ・フランクが1954年、＜ヌータヤルヴィ＞に入社後の最初期に手がけたピッチャーです。そのパーマネントなフォルムと気品に満ちたブルーとの出会いは「冷静さ」すら感じます。
小傷はありますが目立たないほど。全体としてはとてもよいコンディションです。