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アントニオ・ヴィタリは1909年、イタリアとスイスの中流階級の両親のもとに生まれ、スイスの著名な彫刻家オットー・ミュンヒに師事し、1920年代後半にはバウハウスに影響を受けたチューリッヒ応用美術学校(Kunstgewerbeschule)で学び、その後”ボヘミアンなアーティスト”としての生活を送りました。そして、彼は「学ぶこと」を学んだのです。そんな彼がのちに稀有な”知育玩具デザイナー”として知られることになったのは必然だったのかもしれません。
この”家族”と題された作品には、ヴィタリの「学び」のようなものが表れています。両親と二人の兄弟、そして生まれたばかりの新しい命。それに犬と猫もファミリーとして、慈愛を込めて表現されています。家族が共同体として、お互いをまるで「教えたり学んだり」という相互関係として成り立ってきたことを表しているかのようです。とくに赤ん坊を抱いた母親の姿にはグッときます。単純化の中にも、柔らかな人体や動物の特徴を的確につかんだ素晴らしい作品。子供に限らず、大人にとっても未来への様々な示唆を与えてくれます。
製作は1950年代。ヴィタリがアメリカ、ニューヨークに渡って新しいステージを求めていた時代の希少な作品です。
とても良いコンディションです。
Size
大きい順に高さ161、147、123、93、57、47、(乳児35)mm