Lillemor Mannerheim / Vase / Gefle

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この小ぶりな花差し、どこか日本の伝統工芸品を思い起こしませんか。それも、古くはポルトガル経由の南蛮趣味や、モダニズムの開花期であるアールヌーボーの影響みたいなものを感じてしまいます。
陶器は昔から交易の上でとても貴重な商品でした。そのために陶工たちは、様々な新技術や意匠に貪欲だっただろうし、また影響を与え合い「交換」していたと思います。

Lillemor Mannerheim (リレモール・マンヘルム1927-1994年)の作品は、シマウマやペンギン、パンダ、フクロウなどなど、<Arabia>社から発売された動物のフィギュアが有名です。それは同じスウェーデンのリサ・ラーソンと並ぶ人気だったのです。もちろん、二人の作風には違いがあります。
リサの直感的でユーモラスな表現に対して、リレモールには熟達した洗練が感じられます。もちろん、どちらが優れているという話ではなく、二人は対照的なアーティストだったように思えます。

そこで、この小さな花瓶ですが、実にミステリアスです。顔を保つ魚?名古屋城のシャチホコ?どちらにしても、空想上の生きものとしか思えません。尾ひれを少しクネった姿勢が意味深かもです。

ダメージのない、とても良いコンディションです。


Size
57×47×H101mm

From
Sweden