柔らかな曲線とシンプルな佇まいのペンダントランプが有名なリサ・ヨハンソン・パペ。さまざまなヴァリエーションを持つパペの作品は、そのフィンランドらしいデザインで、いずれも高い評価を得ています。その中でも、こちらはとても稀少なデスク・ランプになります。

発表されたのは1950年代。デザインを可塑化することを可能にする「プラスティック」が発明された直後に、彼女はこの新素材を使うことを躊躇しなかったのです。そのためか、製作は古巣である＜Orno＞社ではなく、1883年設立されたスウェーデンのプレミアムな照明メーカーである＜ASEA＞社に委託しています。

ベースとなるアルミニウムとプラステイックのシェードのマッチングが、ミニマルなシェイプを得て、まさにモダンなのがこのランプ。新素材を用いながらもクールになり過ぎず、なぜか優しい印象を与えてくれるマジカルさはパペならでは。さまざまなテイストの空間にフィットしてくれそうです。

ボディなどに表面的なスレ傷がありますが凹みはありません。シェード上部が触るとわかる程度に緩やかに波打っています。LEDがない時代の白熱灯の熱の影響でだと思われます。そのことを考慮したプライス設定です。

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Lisa Johansson Pape Table light
リーサ・ヨハンソン・パッペ