ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルドが1950年代にWMF社(ドイツ)の為にデザインしたアシュトレイ。6枚のガラスとスタックするためのフレームで構成されています。底面に小さなWMF社のスタンプが刻まれています。

金属フレームはスタッキングする際、前後に落ちないようにタイトに設計されています。ガラスと金属を組み合わせた古典的ながらも革新的なデザインには、BAUHAUSやCarl Aubockにも通じる理念が感じられます。
ガラスの灰皿は、すべてを広げて並べた時の華やかさも特筆したいポイント。小さいながら、ヴァーゲンフェルドならではのフォルムをしたガラスは灰皿以外に、テーブルウェアとしての使い方もアリかも。

こちらフレームがシルヴァー色のヴァージョンは、ゴールドに比べるとクールでよりモダンなテイストです。ガラスのエッジにわずかな欠けは見られますが、トータルでとても良いコンディションとなっています。