スウェーデンのセラミック・デザイナーLisa Larson(リサ・ラーソン, 1931-2024）。彼女がデザインした愛らしい動物のオブジェを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

本人がイタンビューで自らのデザインの特徴は丸いフォルムにある、と話していました。確かに彼女の象る動物は、どれもふわんとした柔らかな曲線が魅力的なものばかり。

今回ご紹介するこの立体的なプードルも、どこから見ても見事にまるまるとしています。
それはもう大小の丸で構成した？と幾何学的なアプローチを勘繰ってしまうほど。
だからでしょうか、この黒釉のオーガニックなカタマリは、カワイイだけでなく、とてもクールなアートピースの佇まい。

この「伏せ」ポーズをしたプードルは、1995年に"KENNEL"シリーズに加わりました。
現行品です。