”森と泉に囲まれて...” とはブルー・コメッツ昭和の大ヒット曲『ブルー・シャトー』の歌い出しでした。今から思うとこの曲は、ひっとするとフィンランドのことを歌っていたのでは、などと思ったのはヘルシンキ郊外へレンタカーでひた走っていた時。

次々に現れる大小様々な湖や池と白樺の森。そこに点在するB&Bに宿泊すると、かならずと言っていいほどサウナがあります。そして小さな木製のスツールがあったりします。彼らにとってのサウナは、フォークロア（民間伝承）の一部なのです。

こちらはアノニマスながら、色々なデザイナーが手がけたサウナ・スツールに引けをとらない普通にラブリーなところが愛おしい。少し低めなところも「ちょっと腰掛け」という感じ。経年を経た、分厚いパイン材の木目が素晴らしく、空間のチャームポイントとして置くのもおすすめです。
コンディションについては、二つの脚の付け根にボンドによる補修がありますが、グラつきもなくステディな状態です。
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