カルロ・スカルパは日本への関心を隠さなかった建築家です。ヴェネツィアのサン・マルコ広場にある旧オリヴェッティのショールームの二階には、まるで桂離宮みたいな窓があるんです。そういえば、この美しいブルーの作品に封じ込められた波打つ金色は琳派のようでもあり、ウィーン分離派のグスタフ・クリムトを思い出すこともできそう。大の読書家、勉強家だったスカルパらしい作品です。とても良いコンディション。
裏面の4行のサインから1940年代初期のものだと思われます。
スレなどはありますが、使用感をほぼ感じさせない良いコンディションです。
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