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清朝(1636-1912)末期に作られた真鍮の”錠前”。西安のアンティーク屋で見つけた瞬間、羊や牛、豚やウサギなど、その表情と細工の細やかさに惹かれました。小さいながらも、ずっしりしたボディは、鍵というより”錠前”と呼びたい代物。大切なものを保管するための道具にも、縁起の良い十二支を形どった動物をあしらうなんて、ウィーンのカール・ハゲナウアーやウォルター・ボッセの真鍮細工とはまた違うスタンスを感じてしまいます。
解錠は、各々に付属したバネ式の真鍮板を、お尻の穴に挿入するだけ。最初はちょっとバネの仕掛けのカラクリに慣れませんが、難しくはありません。焦らずにおためしください。
アレっ、これ耳が垂れてるけどウサギ?と思われるかもしれませんが、いるんです、耳が垂れたウサギも。その証拠に、口を見て見てください、”兎口”をしています。彼らは多産なので、子孫繁栄の象徴であり、逃げ足が速いことから、禍を避ける象徴ともされていますが、こちらは可愛いだけじゃない、ポジティブなシンボルとしての「兎」なのです。
とても良いヴィンテージ・コンディションです。