真鍮 豚 / 清朝

Price14,000/税込15,400

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清朝(1636-1912)末期に作られた真鍮の”錠前”。西安のアンティーク屋で見つけた瞬間、羊や牛、豚やウサギなど、その表情と細工の細やかさに惹かれました。小さいながらも、ずっしりしたボディは、鍵というより”錠前”と呼びたい代物。大切なものを保管するための道具にも、縁起の良い十二支を形どった動物をあしらうなんて、ウィーンのカール・ハゲナウアーやウォルター・ボッセの真鍮細工とはまた違うスタンスを感じてしまいます。
解錠は、各々に付属したバネ式の真鍮板を、お尻の穴に挿入するだけ。最初はちょっとバネの仕掛けのカラクリに慣れませんが、難しくはありません。焦らずにおためしください。

「豚」といえば”西遊記”の「猪八戒」を思ってしまいますが、実は妖怪。それも食いしん坊で怠け者、おまけに好色という脱力系。反面、争いごとが嫌いで、人当たりは悪くなく、ユーモアもあるというあたりが、本物の豚さんにも通じるのかもしれません。そんな条件を備えたこの豚、一見優しそうだけど、目は抜け目なく、鼻は傲慢そうで何か喋っているらしい。細部にこだわった造り込み(目尻の皺、足の爪、尾っぽの巻き巻き)が見事です。
とても良いヴィンテージ・コンディションです。

Size
L80mm

From
China,Qing dynasty

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