こちらの商品はブランドの意向によりonline shopでのカート販売を控えさせていただいております。
ご希望の方はメールまたはお電話にてお問い合わせください。
もともと彫刻家であったポル・シャンボスト(1906-1983)は、陶芸作家としてデビューするや、その自由なデフォルメと、対照的な色彩を用いた作品で、1950年代のフランス、そしてアメリカでも人気を博しました。そこには、人々による戦後のモダニズムへの憧れの象徴とも言えるポップなオプティミズムが感じられます。
このゴブレットは彼の作品としては珍しいシンプルなデザイン。同時代に活躍したダニ＆ジャック・リュエランやジョルジュ・ジューヴにも通じるフォルムですが、それらと比べるとより柔らかなフォルムを感じます。ちなみに、彼らは陶芸作家として友人でもありました。フランスにおける作家主義的な陶器は1950年代に花開いたのです。
シャンボストの死後、その作品は忘れ去られたかに思われましたが、2006年に息子のフィリップによってパリで回顧展が開かれ、再びその評価が高まっています。
底面にアトリエ・ポル・シャンボストの手描きサインがあります。1950年代の作品。
ダメージのない、とても良いコンディションです。
ポル シャンボスト
