カイ・フランクが1950年代にデザインし、今なおイッタラから生産されている名作「KARTIO」の原型ともいわれるタンブラー"#2744"。
ヴィンテージのこれら極薄グラスは、1953年から1967年までのおよそ15年間に、おもにヌータヤルヴィの工房で製作・流通したものです。
工房の職人たちがひとつひとつ吹いて製作したものなので(同時に鋳型も使うようです)微妙な個体差はあるものの、どのタンブラーもカイ・フランクがデザインした明快なフォルムをキープしています。
"クラフト"と"プロダクト"、どちらの表情も持ち合わせた名作タンブラーは、使ってもよし、飾ってもよし。

黄味を帯びない「赤」そのものの発色は製造時に純金を使用し、その副産物による着色を施しているからです。そのため、他のカラーよりも高価です。"Red"ではなく"Ruby"と呼ばれるように、まるで宝石のような輝きを感じます。
使用感のほぼない状態の良いヴィンテージです。