カイ・フランクがデザインし、1952年から1970年にかけて製作されたティーポット"KF3"。そのぽってりとしたかたちは彼の「キルタ」シリーズとはまたひと味ちがった、安定さと温かみを感じさせてくれます。

カイは両親による恵まれた芸術的環境のなかで育ち、幼い時から日本文化へのあこがれを持っていました。初めて日本を訪れたのは1956年、つまりこのポットをデザインする4年前ということになります。そして「民芸」と「フォークアート」の近似性を確認したのだと思います。それは、単純な形と色を持つこと。そして機能的であること。もちろん「華美」ではないことも。

こちら"KF3"は、同じフォルムの"KF1"よりも一回り大きく、堂々として見飽きません。容量は1,55L。お茶がたっぷり楽しめます。ダメージのないパーフェクトなコンディションです。


KAJ Franck kilta vintage