Josef Hohler / Gourd-shaped Vase w.handle / Friedrichroda

Price50,000/税込55,000

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Josef Höhler(ヨーゼフ・ヘーラー 1909年〜1964年)は、バウハウス様式のミニマリズム美学を色濃く反映した陶器作品を生み出した、ドイツの著名な陶芸家です。1940年代後半、旧東ドイツのテューリンゲン州に、自身の陶芸工房を設立したことでも知られています。

ヘーラーの陶芸作品は、釉薬をかけない黒素地をはじめとして、マットな白と淡いブルーグリーンや淡いイエローなど、彩度の低い落ち着いた独自の釉薬を使い、装飾はほぼありません。加えて、その洗練されたフォルムには、オリエンタルな陶器、なかでも中国の影響を強く感じます。それにしても、いったいなぜドイツ=ヨーロッパで、東洋的な陶器が生まれたのか、不思議です。

知らなかったのですが、「シルクロード」という名称は、19世紀後半にドイツの地理学者によって生まれました。それだけではなく、ドイツは数度に渡り探検隊を積極的に派遣し、幻だった数々の古代遺跡を発見しています。そうして発掘した中国の遺物がドイツに持ち帰られ、設立したばかりのバウハウスが刺激を受けたのが南宋時代の陶磁器だったのです。

こちらはひょうたんの形をした酒器。東洋では下に向かって広がる末広がりの形は「繁栄」を意味するといわれるフォルムですが、それがシルクロードによってドイツにまで伝わったとしたら、陶器の伝播力って強力です。そういえば、ヴァイマールのバウハウス・ミュージアムで見た陶器たちは、風変わりなフォルムをしたものが多かった。バウハウスは「外部」のモノを取り込む自由な実験室だったのです。

ドッシリしたふくよかなボディには、鳥のクチバシ風の注ぎ口と、スレンダーで持ちやすいハンドルが精緻にあしらわれています。南宋趣味にユーモアを加味した1950年代の作品です。高台に小さなクラックがありますが、そのほかはダメージフリー。底面にJosef Höhlerのイニシャルが刻印されています。

Size
φ126/W134xH 150mm

From
Germany