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安南(ベトナム)の陶磁器の歴史は古く、中国漢代にまでさかのぼり、したがって中国の影響も強かったのですが、11世紀頃には、独自の陶磁器が焼かれはじめました。その後、印花文様や刻文のある青磁や白磁が珍重され、15世紀には最盛期をむかえます。
コバルト釉で描かれた紋様には中国的な草花に加え、幾何学模様も見てとれ、遠く西アジアやポルトガルなど大航海時代の交易を思わせます。日本には「南蛮焼き」といわれ、ホイアンの港から琉球などを経て博多へ辿り着き、瀬戸内海を通り、堺の港から京都へと運ばれて珍重されていました。
高台に欠けが、また胴体部分に浅い窯傷がありますが、丹念な染付の美しさが捨てがたい一品。
プライスは状態を考慮した設定です。