パリでモダンな家具を取り扱う小さなギャラリーを見てまわっていると、1950年代〜60年代にシーンを賑わせたフレンチポタリーが飾ってあります。いいな、と思うものを手に取ると、よくこの名前を聞き、聞いてるうちに憶えました。
シュザンヌ・ラミエ／Suzanne Ramie (1907-1974)。
　ヴァロリスにある窯"Madoura"は、この素晴らしい女性陶器作家Suzanne Ramieが多くの作品をつくりだした窯元。ピカソもこの窯で作品をつくった事があるようです。

"Madoura"作品にはついているという裏面のスタンプサイン（なんと中央には炎のマーク、ユニークですね）から、50年代〜60年代のシュザンヌ・ラミエ本人の作品と思われます。
このシンプルなようで、計算されたカーヴは見事！
情熱的な赤色に心奪われて、素直に、とても良い作品だと思える逸品です。

φ11cm×高さ5cm

Suzanne Ramie Atelier Madoura 120101 Roger Capron Gustave Reynaud Le Murier ギュスタヴ・レノー