Kaj Franck/KILTA/Pot/Black

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1953年に発表され1975年まで生産されたカイ・フランクの名作シリーズ"KILTA"。
カイ・フランクの作品集で、このキルタシリーズが生み出された時期のトピックを読んでいると、「当時、アラビア社とカイ・フランクの間で、この"Radical(ラディカル)"な新しいラインをどうやって世に送り出すのか、と、お互いにもがき奮闘した」と出てきます。私にとってはこの"Radical(ラディカル)"を「過激な」と訳するか「基本的な・根本的な」と訳するか、難しいところ。
なぜって一見シンプルなこのキルタの食器たち、現在なら「スタンダートで基本的」でしょうが、デコラティブでヨーロピアン調の食器が主流だった1950年代初頭には、この前例のない画期的な食器たちは、ある意味「過激」だったといえます。
このポットは、黒に近い茶色釉薬が本当に独特で美しいもの。
裏面スタンプから1966年に製作されたものだとわかります。

表面釉薬が制作時にできる気泡ポップにより、1ミリ円の白い地肌が見える箇所がありますが、時代性やクラフト感を感じさせる、とも言えます。

経年相応の使用感と、蓋おおもに小キズがあります。
底面端に1カ所、浅く小さな欠けがありますが、ひどく目立つものではありません。
トータルには状態良好。
口直径約10×W17,5cm×高さ約14.5cm×蓋含む高さ約16.5cm
KAJ Franck kilta teema arabia Canister set 北欧 陶器 アラビア 140831