南仏カンヌとニースの間にある小さな街ヴァロリス。 中世から続く陶芸の街は1947年から8年間ピカソが滞在し作品を創作したことでも知られています。
その地にアトリエを開き（1946年）、自由な作風でセラミックの可能性に挑戦し続け、タイル作品や、抽象的アート作品などでも高い評価を受けた陶器作家、ロジェ・カプロン(1922-2006)。
現在、世界中にコレクターを持つ彼の作品は、ペリアンやプルーヴェ、ガーリッシュなどの家具とも愛称抜群。
このベースはリカーボトルとしても使われた彼の代表作です。ぽってりと厚みのある釉薬と、マットな素地の文様が印象的で、おそらく1950年代の作品。

ロジェ・カプロンにしては、抑え気味の色彩が、また、いい。
一箇所、ファクトリフォルツかクラックか、判断しかねる4.5ミリほどの窪みがありますが、その他のコンディション良好なヴィンテージ。状態を考慮した価格設定。
φ15cm×高さ35cm

Roger Capron FRANC Bottle "WHISKY" 141004