Olavi Hanninen/JUHA

こちらの商品はブランドの意向によりonline shopでのカート販売を控えさせていただいております。
ご希望の方はメールまたはお電話にてお問い合わせください。
W400xD435xH800/SH440mm
オラヴィ・ハンニネンはフィンランドを代表するデザイナーです。1952年にヘルシンキ・オリンピックのために建設されたPalace Hotelの内装や椅子をアンティ・ヌルメスニエミと共に担当、70年代にはヘルシンキのトラムをデザインしたりと、公共の仕事も手がけましたが、なかでもこの椅子"JUHA"のプレゼンスは圧倒的です。野趣あふれる、大胆なフォルムにまずビックリ。でも、座ってみると必要十分な構造で体が支えられることに再度ビックリ。エルム(楡)という重硬な材が、まるで切りだされたままのように組まれています。でも、それぞれの部材の形状は一脚ずつ異なっているのです。最初にデザインされたのは1952年(その後、安価にプロダクト化されたものは、部材も画一化されてしまいました)。
印象としては同じフィンランドのイルマリ・タピオヴァーラにも通じるクラフト感ですが、ぼくはフランスのシャルロット・ペリアン、もっと云えばアレクサンダー・ノルの彫刻的な家具との相関性を感じてしまうのです。

当時のオリジナルデザイン、そしてコンディションで提案する1脚。
とても小さなキズや使用感がシートと背もたれに多少あります。経年相応のレベルで、ウッドの艶は美しいもの。
デザインの構造的に、背もたれが取り付いた部分に若干の揺れがありますが、ひどい状態ではありません。
4本の脚はそれぞれに、裏面から小さな釘で強度補正がされています。
普通に椅子として座って使ってもらえるレベルです。

Olavi Hanninen オラヴィ・ハンニネン チーク 150820