◆I (20,7×21cm 159p Hard-Cover　カラー)
1920年代に若きコルビュジエが、アメデエ・オザンファンという画家に出会い、ともに影響し合いながら絵画表現をしていく様子を追った書籍。
雑誌「エスプリ・ヌーヴォー」をつくった2人のアーティストが、何を見て、どう表現したのか、その様子が垣間見られる秀逸なもの。
日常の中にある静物(瓶やコップなど)を平面的なラインで描いたオザンファンの作品はとても素晴らしく、おそらくコルビュジエに大きな影響を与えただろう、この画家のことを知るきっかけになる1冊かもしれません。
当時交流のあったキュビズムの巨匠画家、フェルナン・レジェの気配も垣間見ることができます。
(実際、いつかのパリで開催されたコルビュジェ展では、アメデエ・オザンファン作品＆フェルナン・レジェ作品＆コルビュジェ作品が並んで展示されていたりしました)
まだル・コルビュジエが、シャルル＝エドゥアール・ジャンヌレと名乗る時代の平面作品は、若さのパワーがみなぎっており、それも必見。
テキスト／フランス語
2015年出版
Galerie ERIC MOUCHET, Galerie zlotowski
Rurisme et Esprit Nouveau Fernand Léger leger 150927 プロダクト 作品集