ピエール・ガーリッシュといえば、フランスのミッドセンチュリー期の家具デザイナーとして有名ですが、実は照明デザイナーとしても数々の作品を残しています。ご紹介するのはそのひとつ。シェードとベース部分ふたつのボール・ジョイントで、様々な角度でアクロバティカルともいえるバランスを保つことができます。もちろん、もともとのデザインが優れて美しいからです。製作は1950年代、おそらくPierre Disderotという先進的な照明器具の工房でなされたものでしょう。「クラシカルかつモダン」というガーリッシュのデザイン理念が感じられる作品です。
真鍮部アームとシェードには経年相応のスレや小キズが散見されますが、打ち傷などは見られません。ベース接続部のジョイント張力に若干緩みがあるため、傾斜110度あたりから120度（2枚目の写真）の間では固定できませんが、それ以外の傾斜であればコントロール可能です。ソケットとコンセントは日本仕様に、スイッチもメンテナンス交換しています。
ベース18cm x19cm x 高さ84cm(支柱を垂直にした最大の高さ)

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Pierre Guariche ピエール・ガーリッシュ renewal200129items