Price75,000円/税込82,500円
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必要な安楽さを担保しながらも、異素材を使った椅子の新しい魅力に目覚めさせてくれたのはチャールズ・イームズのワイヤーチェアでした。それは、デザイナーというよりアーティストの作品、いわば「座ることのできるオブジェ」のようにクールな異彩を放っていました。同時期にハリー・ベルトイアのワイヤーチェアにも出会いました。ふたりに共通するのは「グリッド」。細いワイアーを格子状に構成して椅子をデザインするという画期的な発想でした。それは同時代の画家ソル・ルウィットや、ドナルド・ジャッドにも通じる「ミニマリズム」の発見だったにちがいありません。
もうひとり、オランダにもワイヤーチェアをデザインした人物がいます。Cees Blaakman(日本ではケース・ブラークマンと表記)です。彼はアメリカに渡り、ハーマンミラー社で働いています。当然イームズの影響を受けたことでしょう。でも、アノニマスに完成されたイームズのフォルムと違い、後のドローグデザインにも通じる独特の「ヒューモア」を感じるところが魅力だと思います。
こちらは1958年にデザインされたスツールの、現行品。オランダの家具メーカー"Pastoe(パストー)"が手掛けています。
以前、ヴィンテージでも紹介したこの気に入りの作品が、また新たに紹介できるとは嬉しいこと!
ブラークマン作品の中でも比較的知られたワイアーチェアシリーズのスツールで、ずらした同心円と放射状に伸びるワイヤーが重なり合ったグラフィカルな座面が特徴です。光が当たる角度によっては、とても美しいシルエットが楽しめます。
ブラークマンのヴィンテージ、ラウンジチェアもご覧ください。
Size
W460×D450×H570/SH460mm
C. Braakman Postoe KMOS stool スツール ワイヤー ロースツール