白樺で作られたとても珍しい人形。ラップランドの手工芸品は、それぞれに創意工夫がこらされ、ファブリックを含めてとてもセンスがあります。

フィンランド国立博物館に行くと、19世紀頃のいろいろなフォークアートが展示されており見ることができます。今回、運よく見つけたものは、ほどよく人の手跡が残ったものなので、特に魅せられてしまいそう。
「庶民のクラフト」的なアイテムは、背景も含めてとても独特。世界のフォークアートに興味がある方にはぜひ提案したい逸品。

おそらくこちらは80年代頃スウェーデンのラップランド地区のBOVIKSSLÖJD / Gudrun Lindhが作ったもの。現存しない工房のため、詳細は不明です。

手描きの愛らしさを存分に楽しんでいただけます。
帽子のつばの辺りとボディ後ろ接地部分の白樺の皮など、経年で欠損しているところがありますが、その他は良いコンディションです。