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こちらは、対瓶(ついびん)をひとまわり大きくし、口を広げてスカートのような高台を持ったフォルムがグラマラスな「瓶子(へいし)」と呼ばれる祭器です。その形やルーツは、中国の宋代に使われていた酒器の影響を受けて琉球に伝わったとされています。
そういえば、沖縄の人はみんな「泡盛」を日常としている印象がありますよね。でも、それは今の話。昔は庶民は普段は飲めないしきたりだったとのこと。祭祀など特別な場合だけ”舐めるように飲んでいた”という話を聞いたことがあります。
ちなみに、「へいし」と聞いただけでは、意味がわかりません。琉球(沖縄)の言葉(琉球語)は、日本語とは異なり、漢字の「音読み」が多いのです。中国との歴史的関係の深さを感じます。
この首を失った瓶ですが、もはや祭器としての役割は終わったのでしょうか。いや、失った歴史の分だけ、意味を持っているのかもしれません。